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2021年
4月14日 (水)

省エネ性能説明義務化がスタートしました。

こんにちは、設計の湊山です。
前橋市では桜の季節が終わりを迎え、若葉が活力を与えてくれる穏やかな日々が続いています。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本日は「省エネ性能説明義務化」についてのお話です。
この春より、建築士が住宅などの小さな建物を設計する際には、お施主様へ性能値とその基準等を説明することが義務づけられました。これは建築省エネ法が改正され、新たに創設された制度です。
今まではビルや公共施設などの中~大規模建築物に対してのみ、性能基準の適合や届出が課せられていましたが、今回の改正で小規模建築物(延床面積300㎡=約90坪以下)に対しては「省エネ基準への適合性等について書面を交付して説明すること」が求められるようになります。


詳しくはこちらをご覧ください ≫ 省エネ住宅のススメ

またこの法律はお施主様に対しても、基準適合の「努力義務」を課しています。
ここでいう基準値とは、生活する上での消費エネルギー量をどれだけ削減できるか(BEI=省エネルギー性能指標)と、断熱材や窓など外部環境との緩衝材になる部分の性能値(UA値=外皮平均熱貫流率)の2つです。

「外回りの性能値」については、INOMAでは標準仕様で十分な性能の部材を採用しておりますので、基本的には問題なく基準適合となるかと思います。これまでも性能値の計算は行ってきましたが、より基準の厳しい北海道でもクリアできる数値(UA値)がほとんどです。

「省エネ」については、換気、給湯、照明など様々なものが絡むのですが、最も大きな割合を占める暖冷房については上述の性能値だけでなく、窓の配置や面積、屋根の出などを工夫することで少なく抑えることができます(ηAC・ηAH値の関係)。夏には日差しを遮り、冬には取り入れること。昔ながらの日本の家が大切にしてきた「自然との心地よい共生」を意識することで、エネルギー問題に取り組む現代社会の「基準」にも無理なく応えることができます。

こちらもご参照ください ≫ パッシブデザインの考え



さて、今回のような基準値を見ると、どうしても数字とにらめっこしたり、システマチックに考えたりしがちですが、実は感覚的にも分かるもの(≒パッシブ的なもの)に目を向けることで解決することも多いのかもしれません。また、実際の敷地の周辺環境による日当たりや風の通り道を意識することで、数値以上の体感が得られるのではないかと思います。
そして感覚的なものに重きを置く一番の理由は「居心地の良さ」も一緒に叶えられるから。風通しの良い縁側や、ぽかぽかと暖かい窓際は、それだけで嬉しいものです。空間づくりや素材感、住みやすさ(使い勝手)とともに、居心地の良さを作り上げる大事な要素だと思います。

・・・

ここまで省エネ基準とそれに対するINOMAの応え方を書いてきました。実際のご計画では、敷地・周辺環境調査やシミュレーションソフトを使った詳細検討をしながら、数値も居心地も良い住宅になるようご提案しています。もっと詳しく聞いてみたい、良い気候の今、居心地の良さを体感してみたい、と思っていただけた方は是非、INOMA/高崎展示場まで足をお運び下さい。「○○についての詳しい話を聞きたい」などとをご予約いただければ、より詳しいスタッフがご案内させていただきます。

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またゴールデンウィークには、設計/資金計画の個別相談会も開催いたします。こちらも併せてチェックしてみてください。

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